まなびのにわ

教育についてのつれづれ、大事にしたいことを書きます

20180717-18:Teach For All CEO Wendy Koppさん来日

"To develop collective leadership to ensure all children have the opportunity to fulfill their potential." ー 全ての子どもたちに、彼らの能力を発揮できる機会があることを確かなものにするために、"Collective Leadership"を進展させる

 

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Teach For America 創設者・ Teach For All CEO のWendy Koppと、Asia PacificのヘッドのEdnaが来日されました。2日間帯同させていただいてWendyのvision orientedな行動と言葉に感銘を受けたので少しtakeawayを皆さんとも共有しようと思って書きます。よろしければどうぞ^^


ソーシャルアントレプレナーになろうと考えるよりも、問題を解決することを続けていくことが本当に大事。
・48か国のネットワークを見てきているが、top 10%そして大変な状況にあるお子さんの環境は驚くほど同じ。だからこそ、48か国で実践を共有しあい、共有知の中で解決を考えていける。ともに協力し行動できる。
・実践を見て来て大事だと思うのは、子どもへの高い期待(high expectation)と、行動し続けること(hard work)
・困難を乗り越えるのは、(Wendyの場合は)何をおいてもビジョンがあるから。周りと価値観・ビジョンを共有し続けること。そしてビジョンを進めるのに、たくさん壁に当たるが、少しずつ進んでいけばいい。
・全ての人に強みがあると思う。その中で、Wendyが感銘を受けたリーダーシップはTeach For Indiaの Shaheen と Anseye Pou Ayiti (Teach For Haiti) の Nedgine。彼女らは、親にリーダーシップを与えること・育てることに本当に力を注いでいる。親のイニシアチブは教育のためにとても重要なもの。
・教師はcommon shared visionをもち体現する経験。同僚や地域と結びつくことによって、ビジョンは実現できる!(=collective leadership)
・30年で言えるのは「教育格差は、本当に、実際に、解決できる問題だ」(For 30 years it is actually we solve this problem, education inequity is solvable problem!)

 

団体としてご一緒したのは7月17・18日でしたが、ご子息もご一緒にいらして少しゆっくりできたようでよかったです。Ednaもいつも心を砕いて話をしてくださり、パートナーとしてしっかりと活動していきたいと改めて思いました。

交流が創造とモチベーションを生むとはよく言ったもので、また頑張ります^^

 

WendyとTeach For America、Teach For Allについて詳しく知りたい場合、下記オススメです。

 

いつか、すべての子供たちに――「ティーチ・フォー・アメリカ」とそこで私が学んだこと

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こちらの本はウェンディが団体を立ち上げて、団体を軌道に乗せるまで。

 

世界を変える教室――ティーチ・フォー・アメリカの革命

世界を変える教室――ティーチ・フォー・アメリカの革命

 

 こちらの本にはTeach For Americaのフェロー(1-2年目教員)やアラムナイ(3年目以上教員)の事例がたくさん。

 

Teach For Japan も Teach For Allとの連携 7年目を迎えて尽力しています。

teachforjapan.org